「NEWS現象到来」が終わるまで

毎日毎日何かしら、NEWSの活動や話題があり、NEWSを追いかけるというより、NEWSの活動に追いかけられているような気持ちになる日々を過ごしています。

 

先日は福岡公演に行ってきました。ご存知の方も多いかと思いますが、4月30日我らがリーダー小山慶一郎の32歳誕生日の前夜祭となったライブです。その中で慶ちゃんの「あなたたち三人が私にキスしなさいよ」と言い出したことから始まり、手越は「じゃあ俺は口にキスする」と言い、増田さんは「俺は目ん玉」と言う特殊性癖で会場中を阿鼻叫喚とさせ、曲中にも増田さんにキスを強請るも押し返され、別の曲中に手越にキスを求め、一旦は拒否され、そのあとにすれ違いざまに手越からのほっぺちゅーを貰い、さらにこの流れでいくしかない!という意思をひしひと感じたシゲからのほっぺちゅーを貰い、ご満悦で「手越とシゲはしてくれた~♪あとはまっすーだけ~♪」と替え歌をするが、増田さんは無視をし、別の曲でとうとう増田さんが慶ちゃんの頬を手で掴み、小山さんに向かって歌い、キスをするかと思いきや、「むへへへへ」といつもの照れ隠しの笑いをして結局キスをせずに終わると、思いきや、最終的にリーダー自ら増田さんの頬にキスをするというとんだ風紀乱れ回なライブでした。

メンバーのキスを強請るリーダー慶ちゃん、普段から慶ちゃんにキスをしているので慣れっこの手越、手越がしないとキス出来ないシゲ、そしてどれだけ煽られても自分からはいけない増田さんと、それを察して自分から来てくれる慶ちゃん、ととてもNEWSらしいキス大会でした。いろいろツッコミどころはありますが、NEWSはそういうグループなので、やはりNEWS担も感覚がマヒしてきますね。

 

さて、本題に入ります。ここ最近で一番私が好きな言葉がNEWS現象到来」です。「変ラボ」「NEWSな2人」のレギュラー化が決まった際にスポーツ紙の見出しとして使われていました。「四人体制五年目」「地道な活動で評価上昇中」「地道な活動が実を結び、レギュラー番組の同時スタートとなった。この春、テレビには『NEWS現象』が巻き起こっている」と言ったことが記事には書かれていました。

個々の活動はあれど、NEWSというグループが話題になることはほぼなかったこの数年間を思い返すと、嘘のように嬉しい言葉の数々に、新聞を読みながら、うっかり泣きそうになってしまいました。

 

2016年3月31日まで、NEWSはグループのレギュラー番組が0本でした。それが2016年4月から、NEWSのレギュラー番組として、「変ラボ」「少年倶楽部プレミアム」の2本。NEWSという名前がついた冠番組「NEWSな2人」が1本。一気に十分すぎるほどのレギュラー番組を抱えるグループとなりました。実際は、まだ全国放送でなかったり、ゴールデンタイムではなかったりと、多くの問題を抱えてはいますが、レギュラー番組0本から、ここまで一気に増えたグループも早々いないのではないかと思います。

それに、NEWSは現時点でグループレギュラー番組がないのではなく、一度もグループのレギュラー番組を持ったことがなかったのです。結成13年目にして初のレギュラー番組というグループなんて多分いないのではないかと思います。そんなNEWSのレギュラー番組が決まり、さらには24時間テレビメインパーソナリティーも決定した、この現状はまさしく「NEWS現象到来」と言えると思います。

 

NEWS現象到来」という言葉はどれだけ見ても飽きないほど嬉しい言葉であると同時に、この言葉についていろいろと考えてしまいます。一度も到来したことがなかったからこその今の「NEWS現象到来」があるわけで、世の中にいかにNEWSというグループが浸透していないかをよく理解させられる言葉にも思えるのです。

それを如実に表したのが「変ラボ」初回放送です。NEWSイメージ調査」の結果は、100人中24票で「知らない」が第一位です。NEWSのイメージどころかNEWSそのものを「知らない」「興味がない」のです。余談ですが、この放送で増田さんが何もないと言った件についても、私は盛大にダメージを食らってしまい、その後の地方ライブでやさぐれた増田さんに胸が痛んだのですが、それはまた気力があればブログにしたためたいと思います。

約4割の一般人が「知らない」と答え、それがイメージ調査第一位になるグループが「NEWS現象到来」と言えるのか、という問題が浮上してきます。このイメージ調査からも分かるように、この「NEWS現象到来」というのは、単にテレビ業界のごく一部でやっと評価をされたというだけに過ぎず、まだ視聴者にとっては「NEWS現象到来」しているとは言えないのだと思います。

それでも、何もかもに推されることも愛されることもなく、個人でもがくことしか出来なかったNEWSが数の決まっているテレビ番組の枠を与えられたことは個人活動の成果と評価であり、大きなチャンスと最後のチャンスを背負っているのだと思います。20代というアイドルとして一番活躍できる期間に上手く活躍しきれなかったNEWSも、全員が30代になろうとしている今が、アイドルとして世間に広く知ってもらえる最後のチャンスだと思います。

私にとっては、NEWSはいつまでたっても、可愛くてかっこよくて世界一素敵なアイドルなのですが、今からアイドルに初めてハマるというような女の子達にはいろんな誘惑がありますし、いろんなものを見てきた主婦層の方々に見てもらえるような風貌を保ち続けられるのもいつまでか分かりません。

 

一度ハマってしまうと、NEWS以外ではダメな体にされてしまうのでNEWSというグループの特性だと思うので、レギュラー番組が始まり、24時間テレビで多くの人に見られるこの機会をモノにして、本当の「NEWS現象到来」を見せて欲しいと願っています。ジャニーズテレビ出演時間ランキングでは帯番組持ちの国分くんに続いて、2位だった慶ちゃんや、オリコンスタイルの「彼氏にしたいランキング20代」では、ジャニーズからは嵐5人に続き、NEWSからは9位に増田さんがランクインしていました。他の雑誌でも人気急上昇ランキングに手越がランクインするなど、認知度が低い分、まだまだ伸びしろがあるのだと実感させられることが沢山あります。それらすべてが「NEWS現象到来」の予兆に思えてしまうのはファン心理だけではないと思って追います。

 

「NEWS現象」がいつか必ず訪れ、そして去っていくことを確信しています。現象というものは、一時的なものなので、「NEWS現象」は訪れ、いつか必ず去っていきます。その去っていく理由が、現象ではなくなり、NEWSが世間に定着してそれが現状になる日を信じて待っていたいと思います。「NEWS現象到来」ではしゃいでた時があったな~、今言ったら当たり前すぎて笑われるな~と言う準備をしておきます。