読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

NEWSというグループの異質性

 先日のベストアーティストを見て、増田さんの萌袖とサルエルパンツの短いあんよと、作画がスク○ニのFFキャラのような手越と、アンニュイな雰囲気を醸し出しているかと思えばいきなり無邪気に笑うシゲと、カメラに抜かれると絶対に何かをやってくれるウィンクならお手の物な慶ちゃんに魅了されて、狂ったようにリピートしていたが、同時に改めてNEWSはとても「異質」なグループであると感じた。増田さんの萌袖はだめだ。

 

 ベストアーティスト番組内だけでも、まずは披露する曲がシングル曲である「四銃士」ではなく、カップリングである「ANTHEM」。一曲しか披露できない場で、カップリング曲を歌うジャニーズなんてほとんどいない。手越が務めるCWCメインキャスターが同じテレビ局であるからだろうが、そもそもタイアップ曲である「ANTHEM」がシングルカットされないことも、他のグループではあり得ない。

 

 タイアップ曲がシングルカットされないことに、もうNEWSもNEWS担も慣れ切っているが、振り返れば、CMタイアップ曲の「渚のお姉サマー」「NYARO」「シリウス」、CWCテーマ曲の「SEVEN COLOR」「ANTHEM」はシングルカットされなかった。「シリウス」に至っては未だに何にも収録されていない状態。

 すっかり慣れているかもしれないが、やはりこれはとても異質。何が異質かというと、これだけシングル曲以外にタイアップ曲があるということ。タイアップ曲がシングルカットされていないのではなく、シングル曲以外にタイアップがついていると思うと、NEWSは各所にかなり愛されているといえる。実際のところは分からないが、ポジティブに考えると、そうなり、物は言いよう。やはりNEWSは異質。

 

 ベストアーティストに話を戻すと、視聴者が選ぶラブソングを歌う「ジャニーズLOVEメドレー」では、NEWS担が選んだのは「愛言葉」。とうとうシングルでもなく、シングルCDに収録されている曲でもない、アルバム曲を歌わせるという暴挙。これはもうNEWS担が異質といえる。アイドルとファンは似るというが……

 さらにNEWS担の異質さについていえば、やはり「愛言葉」を選んだということだ。他のグループのファンでも、聞いたことのあるシングル曲よりも、人気なアルバム曲をやって欲しいという声はよく聞くが、実際に票が集まるのはヒットしたシングル曲。この理由は、アルバム曲を好むマニアックなファンと、聞き慣れたシングル曲を好むファンと、様々がファンが存在するからこそ、だと思う。 

 

 何故NEWSはこのようなヒット曲に票が集まらなった理由を予測すると。

①近年、ヒット曲というほどヒットした曲がない

②ラブソングからイメージされるヒット曲が昔の曲しかない(チェリッシュ等)

③NEWS担は100%「愛言葉」を愛している

 

 ③がとにかく凄いことなのだ。普通のアイドルならば、コアな曲を聞きたいファンとヒット曲を聞きたいファンと別れ、結果ヒット曲に票が集まる。しかし、NEWS担は全員が全員、ほぼ100%のファンが「愛言葉」を知っており、それを物凄く愛しているということになる。票は多少ばらけたとは思うが、結果「愛言葉」が選ばれた。多くのファンが「愛言葉」に投票したということだ。

 それは、NEWS担の多くが、NEWSから与えられたものを同じように受け取り、同じものを愛し、同じ方向を向いているということに他ならない。それは多分とてもすごいことだと思う。

 多くのNEWS担が「愛言葉」を一番に選んだのだ。それはNEWSの気持ちが満遍なく、ファン全員に行き渡っているという証明だと感じた。

 

 NEWS担は「愛言葉」を選んだが、他のグループは誰もが一度は耳にしたことがあるヒット曲で、勿論シングル曲。KinKi Kidsはシングル曲ではなかったが、「愛のかたまり」はジャニオタなら誰もが歌えるであろう鉄板曲。自分の応援するグループの中の誰かが歌ったことのある可能性の高い名曲中の名曲。それをアルバム曲と一蹴することは出来ない。

 

 対してNEWSは地上波のみならず、テレビ初披露のファン以外絶対に知らない、メンバーが作詞作曲をした「愛言葉」。他のグループがヒット曲を歌う中、ファン以外誰も知らない曲を歌い、さらには「てずてってとって」という謎のダイイングメッセージを残して去るという自由さ。

 メドレーの順番がひとつ前の先輩ユニットに狭い花道で歌わせて、メインステージでどんなパフォーマンスを見せてくれるのかと思いきや、まさかの広いステージを放棄し、階段にこじんまり座り、ぎゅっとくっついて歌うという通常運転のNEWS。一瞬、双眼鏡を探したが、ここは東京ドームオーラス公演ではない。「君は僕のヒロイン」と慶ちゃんにプロポーズされたライブツアーWhiteではない。地上波ゴールデンタイムの年に一度の音楽祭だ。これを異質と言わずになんと言おう。愛言葉の増田さんのシゲへの求愛はなんだったのかも知りたい。

 

 結局NEWSはこの年に一度の「史上最多!最強40組58曲!」の音楽祭で、シングル曲を歌わなかった。一曲しか歌ってないならまだしも、二曲歌ってシングル曲なし。これはやはり異質すぎる。ジャニーズWESTもカップリング曲だったが、他のアーティストでも普通はいないだろう。

 

 この異質さの原因はNEWSというグループのいびつな経歴や過酷な現状によるものであることは明白だが、要はとても浮いていた、ということだ。

 ファンかサッカー好きしか聴いたことのない「ANTHEM」を堂々と歌い上げ、視聴者の9割が聴いたことのない「愛言葉」を楽しそうに歌い、NEWSとファンだけの「合言葉」という歌詞の中の世界観を現実のものにした。

 奇抜な衣装も相まってとても浮いているように見えたNEWSは、いつものようにファンに対してだけベクトルが向いている状態で、テレビでパフォーマンスをしてくれたと感じた。

 浮いているということは、要は目立っていたということだ。それだけ、普通のグループとNEWSは異なっている。

 

 このNEWSの「異質」は、NEWSが「特別」であることに他ならない。

 平凡で王道のアイドルではない証拠が、このNEWSの異質性である。NEWSが異質なグループである要素を上げればキリがないが、ジャニーズグループで当時最多人数の九人から、過半数を切る四人まで減ったことや、同期グループと異なり、グループの冠番組を持っていないこと、年末に紅白も単独カウコンも未経験であること、他グループよりも圧倒的にシングルリリース回数が少ないこと、など今更挙げるまでもない異質な要素が山ほどある。

 同時に、仕事の報告を日記やラジオでとにかくファンに伝えたがることや、ラジオを四人でやること、異例の怒涛のファンイベントや握手での見送り、先ほど述べたシングル曲以外のタイアップ曲の多さ、小説家になったメンバー、帯番組のキャスターになったメンバー、CWCメインキャスターを四年連続で務めるメンバー、シングル曲の衣装も手掛けるメンバー、など素晴らしい異質な要素も山ほどある。

 

 NEWSは良い意味でも、悪い意味でも「異質」だ。勿論上記の要素は他のグループでもあるものもあるかもしれないが、これほどまでに、プラスとマイナスの要素を抱えているグループはNEWS以外にはいないと思う。

 

 NEWSは「異質」であり、「特別」なんだと、改めて気付かせてくれたのがベストアーティストの選曲とパフォーマンスだった。誰もが知る定番のものを披露するための華やかな舞台で、視聴者の多くが知らない曲を自信を持って披露するNEWSはひたすらに異質で、特別だった。そして、それこそが今のNEWSの強みであると感じた。

 異質な経歴で現状に至ったNEWSは、平凡で真っ当なアイドル街道を進んでも、生涯で進める距離も辿り着ける場所もたかが知れている。異質なグループであるNEWSがさらに高みへ上るためには、この異質さを保ち続け、特別に変えていかなければならない。今のNEWSはそれを着実に実行しているように見える。歌詞検索サイトでは、ベストアーティスト翌日に、「愛言葉」が検索ランキングの八位にランクインしていた。

 これからも、どんどんその「異質」さを「特別」なものに変えていって欲しい。NEWSの異質が、特別なものに変わるその瞬間を目の当たりにして号泣する準備はいつでも出来ている。

 

最後に、ブログをはじめました。よろしくお願いします。

 

修正加筆しました。ご指摘ありがとうございます。